Advancedモータードライブ

モーターを正転・逆転・停止させるための回路や、回路とプログラムを組み合わせたもの。
強く減速させるため、正転・逆転ができる回路を用いるのが一般的。
正転だけしかできないモータードライブでも走行は可能。

モータードライブ基板 TypeS

日立ドキュメントソリューションズのマイコンカーラリー販売で購入可能なドライブ基板。
モーターを5個制御することができる。部品が大きくて作りやすい。重量77g。
現在は「モータードライブ基板 TypeS Ver.4.1」が販売されている。

【購入ページ】
【製作マニュアル・プログラム】
プログラムは下記のファイルに一式入ってる。
anaservo_ver4_38a.zip(2016.03.22)

types3.JPG
↑写真はVer3

モータードライブ基板 TypeD

現在は、Type-D Ver.1.2として発売されている。赤色基板もある。
A3941を用いたモータードライブ基板。液晶・MicroSD回路が標準で搭載されているうえ、面実装部品が多用されていて軽量(57g)。
上記TypeS基板のプログラムがそのまま動作する。
※モーター逆回転時のフリー動作がTypeSよりも重い仕様です。ほぼブレーキ状態。
 進行方向に対してはフリー回転できるので実使用上は問題ないと思います。

↓試作品写真
DaitaiPCB.jpg

製作マニュアル、回路図、部品表はロボテナのダウンロードページをご覧ください。

[写真]

チップ部品の半田付けは、フラックス・0.3mmハンダ・ハンダ吸い取り線・
セラミックハンダゴテを使用すると綺麗に仕上がります。下記商品がおススメです。

【電子用フラックス No.001-01】
【ハンダ H-712】
【吸取線幅2.5mm長1.5m CP2515】
【ダイヤル式温度制御はんだこて FX600】

※本基板並びに回路図等の資料はご自由にお使いください。(ホビー、教育目的限定)
 ただし、ご利用に関する損失・損害は何人たりとも責任を負いません。自己責任でお願いします。


モータードライブ基板 TypeK

神奈川県の大学を中心に使われていた基板。FETドライバにTC4469用いていた。
MicroSD回路を内蔵していて小型軽量。

自作ドライブ基板

初期の頃は専用ICで組んだドライブ基板が見られたが、現在は損失が少ないゲートドライバ+FETの構成で組んだモータードライブ基板が多い。
全国各地でオリジナルのモータードライブ基板が開発・使用されている。
基板名の語尾にType○を付ける人がけっこういる。

ゲートドライバ+FET

多く使われる回路の構成方法はHブリッジというもので、FETを4つ使用してモーターの正転、逆転を可能にする回路だ。

組みあわせには以下の3通りあるが、回路製作の簡単さから2がオススメ。
 1)Nch FET ×4
 2)Nch FET ×2 + Pch FET ×2
 3)Pch FET ×4

※Nch=2SK???? Pch=2SJ???? など

1のように全てNch FETで製作すればON抵抗が小さくなる。
ただ、電源が2つ必要になったり、昇圧回路が必要になったりして効果の割に回路が難しくなるので、
どうしても全てNch FETで製作したい場合には、専用のゲートドライバを用いるのがオススメ。

専用IC

初心者にとって製作が難しいHブリッジだが、専用のドライバーICを使用することで簡単に同様の機能を得ることができる。

専用のドライバーICでは保護回路も内蔵されているので、デッドタイムなどの制御が不慣れでも回路を壊してしまうことがない。

デメリットは、ON抵抗が大きいことで、FETで組んだ場合と比べて最大出力が落ち、ICが発熱する。
ただ、余裕をもった出力で使用するならばドライバーICでも問題ない。

  • 最終更新:2023-01-28 23:44:41

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