タイヤ・ホイール

タイヤ・ホイールはコースに動力を伝える部分で、特にタイヤ表面のグリップ力はカーブでの最高スピード、つまり勝敗に直結するためとてもシビアな部分である。
また、タイヤ・ホイールの幅や径の大小には性能がトレードオフする部分があり、頭を悩ませる機構のひとつだ。

実車ではタイヤ・ホイールに付随してサスペンションが存在するが、以下の理由などからJMCRや他のライントレース競技では取り付けられているところはあまり見られない。

 ・サスペンションが必要になるような凹凸が無い
 ・タイヤの高さの調節が実車と比べて容易
 ・タイヤに柔らかい素材を用いることで吸収できる

ジャパンマイコンカーラリーでは使用できるタイヤの数や、幅に上限が設けられているので注意すること。

形状

タイヤ・ホイールの直径

直径が大きいほど進行方向に対して低重心になるが、かわりに加速度が落ちる。
径が大きくなるだけであればギア比を調整すれば加速度は変わらないためデメリットは無いが、
どうしてもタイヤやホイールの重量増加が抑えられないため、結果として加速度が落ちてしまう。

他にタイヤの円周、接地する部分の面積が増えることでコース上のゴミの影響を受けにくくなり、シリコンシートのすり減りもゆっくりになるというメリットもある。

タイヤ・ホイールの幅

幅が広いほどコースと接地する部分の面積が増え、コース上のゴミの影響を受けにくくなる。

ただ、旋回時においては、ホイールの幅が広いほど一つのホイールの外側と内側で回転差が生じ、以下の様な方法で解消されてしまう。
・タイヤの変形やシワの発生
・タイヤ表面の滑り

JMCRでは幅は30mm未満に制限されている。

素材

タイヤ素材

お子様ゴッツン防止シート

 100円ショップダイソーで7年くらい前に売っていたスポンジシート
 厚さは6mmくらい
 片面が粘着テープになっているため、ホイールに貼りやすかった

スリップ防止ピタッシート

 100円ショップダイソーで売っているスポンジシート
 厚さは2mmくらいで、300x230mm
 結構イイ!

オプセル

 上位入賞の選手が使用していて最近流行っている
 グリップ性能が大変良い、シリコンシートとの間に貼るテープの相性が結構重要
 ゴム通などで購入できる
 低温でも固くなりにくい
 重量が軽い
 耐久性に難あり
 タイヤ製作の難易度は高め

PORON(ポロン)

 こちらも同じくグリップ性能が大変良い
 オプセルよりちょっと高い
 ゴム通などで購入できる
 タイヤ製作の難易度は低め
 重量が重い
 ジャンプの着地等で跳ねにくい

ホイール素材

フィルムケース

 軽くてとても良い。シャフト穴のセンター出しが難しい
 現在は入手しずらい!?

模型用のホイール

 そこそこ軽く作られていて、見た目がいい。
 ラジコン・ミニッツ・ミニ四駆用など、ショップへ行くといろいろなスケールから選べる。
 ↓講習会用マイコンカーで使用されているホイール

  • 最終更新:2015-12-01 03:10:56

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