アルミニウム合金
マイコンカーのシャーシによく使用されている。
軽くて強度が高い素材である。
5052は安価で強度が高いうえ、入手性が良いことから使用しているマシンも多い。
2017,7075は高価だが、5052より強度が高く、シャーシ剛性を高める目的で使用されることもある。
アルミニウム合金には以下の種類がある。
1000番台
99%以上の純アルミニウム 加工性、耐食性、電気伝導性、熱伝導性はよいが強度が低い
用途:アルミ箔、装飾品、反射板、化学工業タンク類
2000番台
Al-Cu系合金 ジュラルミン、超ジュラルミンとも呼ばれ高強度。耐食性に劣る
用途:ねじ類、ギヤー部品、リベット類、航空宇宙機器
2017 ジュラルミン
2024 超ジュラルミン
2117 ジュラルミンの改良変種、2017・2024より強度は劣る
3000番台
Al-Mn系合金 加工性、耐食性が良好、1000番系より強度が高い
用途:アルミ缶(胴部)、化粧板
4000番台
Al-Si系合金 耐摩耗性が良好
用途:建築パネル
5000番台
Al-Mg系合金 耐蝕性がよく、強度も高い
用途:船舶、車両、航空機・自動車用ホイール、圧力容器
5052 強度・耐食性・加工性・溶接性のバランスに優れている
6000番台
Al-Mg-Si系合金 強度、耐食性共に良好で、押出し材によく用いられる
用途:建築用サッシ(6063)
6061 Cuをわずかに含み6063よりも強度が高い
7000番台
Al-Zn-Mg系合金・Al-Zn-Mg-Cu系合金 高強度材でありCu系はアルミ合金中の最高強度である
7075は超々ジュラルミンと呼ばれ、航空機などに使用されている
7N01は鉄道車両用構造材などに使用させている
- 最終更新:2014-06-11 00:35:11